印鑑の「アタリ」って何?意外と知らない豆知識
印鑑を作成しようと思ったとき、アタリを付けるか付けないかで悩むことがあるかもしれません。
ここでは、「アタリ」の意味やメリット・デメリットなどについて解説します。
印鑑に付いているアタリって何?
- アタリとは、印鑑の側面に付けられた目印のことです。
- 通常は突起物やくぼみがつけられています。
- 印面の上下がわかるようになっており、捺印の時に印面が横になったり斜めになったりするのを防ぐことができます。
アタリを付けるメリット
アタリを付けるメリットとしては、捺印をする上での押しやすさがあります。
押す回数が多くても少なくても、目印が付いていることで、きれいに正しい方向を向いた印影に押すことができますよね。
ですから、押すたびに印影が斜めになったり横になったりしてしまいがちな人は、アタリを付けてもらうとよりきれいに押せるようになるでしょう。
アタリを付けるデメリット
ただし、印鑑ショップによっては、アタリを付けることを良しとしないところもあります。
その理由としては、印鑑を持ち主の分身と考えているためで、印材にアタリのような余分な物を付けると持ち主の身が傷つくと考えるからです。
また、重要な契約に使う実印は、押す前に一呼吸入れて冷静になった状態で押すことが求められます。
ですから、印面の上下を確認する作業は冷静になるためのよい機会とも言えるのです。
しかし、アタリを付けてしまうとその確認の機会を奪ってしまうことになりますから、実印にはアタリを付けない方がよいという主張をする印鑑ショップもあるのです。
アタリもちょっぴりおしゃれに変化
これまでアタリと言えば、上側の側面にくぼみが付けられていたり、丸い点1つを目印として施されたりした物が一般的でしたが、最近はおしゃれな物も増えています。
例えば、くぼみの代わりに、スワロフスキーを3石あしらったものなどは豪華な装飾としても楽しめる作りになっています。
単に目印としての役割だけでなく、美しく見せるための工夫としても用いられているため、機能性もデザイン性も持ち合わせた印鑑になります。
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とても高級感があってオシャレですよね。
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アタリがあるのとそうでない印鑑どちらが良い?!<違いについて>
印鑑を作るときアタリをどうするか迷う人は多いでしょう。
アタリが必要な印鑑とそうでない印鑑はあるのでしょうか?
印鑑を押すとき、印面をいちいち見なくても上下正しく押せるようにつけた目印がアタリです。
ですから、捺印の回数の多い業務用の印鑑にはアタリを入れておくと便利です。
業務上立て続けに押さなければならないこともあり、朱肉を付ける度に印面を確認しなければならないのでは効率が悪すぎます。
と言って、斜めになったり横向きになったりしたのでは、出来上がった書類の見た目を損ねるだけでなく、信頼性も低くしてしまいます。
ですから、正確に押す必要があり、捺印回数の多い業務用の印鑑にはアタリを入れておいた方が便利なのです。
実印に関してはアタリを入れた方がよいという意見と、入れない方がよいという意見があります。
アタリを入れた方がよいという意見は、やはり重要な契約のときに使う印鑑であることから、正しい向きにキレイに押せた方がよいという理由からです。
自分の手元だけでなく、相手の手元にも後々残る契約書に押すことが多い実印は、自分の意思を証明する印鑑であるため、きちんと上下の向きを正しく押されているかどうかはその人の性格も表すと考えられます。
その実印の印影が曲がったりさかさまになったりしていては、有効だとしてもよい印象は与えられないでしょう。ですから、まっすぐ押せるようにアタリを入れた方がよいという意見があります。
一方、実印にアタリを入れない方がよいという意見もあります。
それは、実印の性質を考えてのことです。
実印は重要な取引の際に押す印鑑ですから、勢いで押してしまうと後々トラブルになったり大変なことになったりすることもあり得ます。
ですから、押す直前に一瞬でも冷静になって、実印を押してもよいか考える時間が必要です。
印面の上下を確認する作業はその一瞬を作るのに最適とも考えられます。
アタリを入れてしまうことは、そのチャンスを奪ってしまうことにもなるため、アタリを入れない方がよいという意見を持つ人もいるのです。
また、印鑑店によっては、大事な印鑑の素材に傷を付けるのを嫌うところもあります。
実印は自分を表す大事な印鑑ということから、それに傷つけるのはあまりよくないと考えるようです。
しかし、利便性を取るかどうかの判断は実印を作る本人次第ですので、自分がどうしたいかをメインに考えてよいでしょう。