実印の種類<手彫り・機械彫りの特徴、メリット・デメリットなど>

実印を作る場合、手彫りか機械彫りかで悩むことがあるでしょう。
そこで今回は、耐久性や彫刻性などの違いについて解説していくことにします。

 

耐久性について

まず耐久性についてですが、これは断然手彫りの方に軍配が上がるでしょう。非常に欠けにくく、長期間に亘って綺麗な印影を保つことができます。一方、機械彫りの場合は、彫りが浅いことから欠けやすいという欠点があるのです。

 

そのため、機械彫りで実印を作成した場合、どこかのタイミングで買い替えなければならないことが多々あります。

 

彫刻性について

次に彫刻性についてですが、手彫りは文字が非対称となったり、文字の太さが微妙に違うなど味わい深い仕上がりとなることがほとんどです。そのため、偽装される可能性が低く長期間に亘って安心して使用することができます。

 

一方機械彫りの場合は、文字の大きさや間隔が均等となり仕上がりがとても綺麗です。しかし、偽造される可能性が高く印面が欠けやすいというデメリットがあります。

 

その他

その他の違いとしては、価格を挙げることができるでしょう。完全な手彫りの場合は高額となり、納品までに掛る時間も長くなります。一方、機械彫りの場合は手彫りと比較すると安くなっており、納品までのスピードも数日程度と短期間です。

 

ちなみに、最近は文字入れと仕上げだけは職人が行って、彫る作業のみ機械で行うという業者も登場しています。この場合、機械で彫っているとはいえ最終的には職人が手作業で仕上げますので、完全な手彫りに近い品質の実印を作成することができるのです。

 

価格に関しては、完全な機械彫りよりは若干高くはなりますが、手彫りのみの印鑑と比較するとかなりリーズナブルな価格で購入することができるでしょう。

 

このように、手彫りと機械彫りにはそれぞれ特徴があります。彫り方が違うだけで、価格だけに限らず納品までに掛る期間や仕上がり具合、セキュリティー面などに違いがあるのです。

 

最終的には、1つの実印をどのくらいの期間使用していきたいのかによっても選び方は変わってきますが、複数の印鑑を比較しながら最適なものを購入するようにしたいものです。

手彫りと機械彫りの印鑑を見分けることは出来るの?

印鑑を作成される時は、職人の手により手彫りで行われるのと、機械で掘られるのと二通りがあります。
それぞれを見分けたいという方のために、掘り方の違いを紹介していきます。

 

彫った底で見分ける

手彫りと機械彫りの見分け方は様々ですが、その一つとしてあげられるのが「彫った底」のチェックです。
手彫りは印刀で削って仕上げていくのに対して、機械は専用の機器で削り上げていきます。
この差で生まれるのは文字の奥、彫った底の違いです。
手彫りの場合、底が凸凹しているのに対して、機械彫りの場合はピンを回転させて彫っていくため、ツルツルの仕上がりになっています。

 

掘られた文字を確認

手彫りと機械彫りでは、文字を掘り上げる精度が異なります。
職人が作業するとはいえ、手彫りで文字を掘り出すのは難しく、機械彫りのように精密な作業が行えません。
したがって、機械彫りは整いすぎている程の彫刻で仕上がります。
そのため、文字の太さが一定であったり、枠が垂直に切り立っていたりするような、精密な仕上がりです。
対して手彫りは文字の太さが一定ではなく、変化がつけられています。

 

線が交わる部分

文字と文字が交わる部分に、手彫りと機械彫りで違いが生まれます。文字と枠が接している部分や、縦横の線が交わる部分の角が丸い場合、それは機械彫りと判断できます。
機械彫りは刃を回転させることで彫刻を行っていくため、角が丸くなりやすいです。
対して、手彫りは角の際まで丁寧に惚れることから、角が不自然に丸くなってしまいづらいのです。
ぱっと見ただけではわかりづらくても、実際に捺印してみることで、機械彫りと手彫りの違いが浮かび上がってくることもあります。

 

 

手彫りと機械彫りの見分けを知ると、手彫りと言われて機械彫りの印鑑をつかまされるケースが減ります。
職人が作る温かみのある手彫りの方が、味があり、また偽造防止にもなります。
ご心配な方は見分け方を把握し、手彫りの印鑑を手に入れてみてはいかがでしょう。


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